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2005/10/07

ごちそうさん vs ごちそうさま

飲食店で隣にいた客が「ごちそうさん」と言って店を出て行った。

なんのことはない日常よく目にする光景のようだが、「ごちそうさん」という言葉がどうも気になった。人の名前を呼ぶ際に「○○さん」と言うところを尊敬の意を込めて「○○様」というでしょ。それの逆で、本来「ごちそうさま」なんだけど、お客様の方が偉いから「ごちそうさん」なのかな?まぁ本人はそこまで意識せずに何気なく使っているのだと思うが。


オレは「ごちそうさん」って言葉使ったことないのだけれど、使う人はいつでもどこでも「ごちそうさん」なのかな?それともTPOに合わせて使い分けているの?「ごちそうさん」派の方がいましたら、その辺りを教えてください。


他には「おつかれさま」⇒「おつかれさん」とか。これは会社の上司が部下に対して使うなど目上の者が目下の者に対して使われるケースが多いと思う。「ごちそうさん」より意図的に使っている感じがする。


「さん」を辞書で調べたら次のように載っていました。
体言または体言に準ずる語に「お」「ご(御)」を冠したものに付いて、丁寧の意を表す。「お世話―」「ご苦労―」「ご機嫌―」


「お世話さん」とか「ご機嫌さん」ってのも使われているのか。「ご機嫌さん」ってどういう意味?機嫌良さそうな人に対して、「おっ、今日はご機嫌さんだね」とか言うのかな。


「さま」も辞書で調べてみました。
名詞や形容動詞の語幹に「お」「ご(御)」を冠したものに付いて、「…なこと」の意を丁寧に言い表す。


これでは「さん」も「さま」も同じじゃないか。辞書がそう言うなら、同じでいいことにしておきます。


金田一秀穂氏が日テレの『世界一受けたい授業』で、「言葉はその時代時代で変化して行ってよいものだと思います」てなことを言っていた。最近、「日本語がおかしい」とか「間違った使い方をしている」とか言われているが、あまり目くじらを立てることないんじゃないかな。でも何故そういう言葉が使われるようになったのか理由・経緯は知りたいところです。


「よろしかったでしょうか?」はダメな日本語の例に出されることが多いが、北海道の人はよく過去形を使うんだよね。一種の方言だと思う。それが徐々に広まっていって、ファミレスなどでも使われるようになったのではないか。


言葉が変遷して行くのは結構だが、状況に合わせて使い分けてもらいたいものだ。そして方言も大事にしてもらいたい。先日、NHK出版の『日本語なるほど塾 イキで勝負!東京ことば/沖縄ことばチャンプルー』を読んだのだが、なかなか興味深い内容でした。これについてはまた今度の機会にでも書きたいと思います。

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