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2006/06/21

What is "Proof"?

オレの数少ない友人の一人であるひぐちは最近バーボンにハマっているらしい。天才だね。


さて、ひぐちの日記(blog版)に書かれていたバーボンの記事中に見慣れぬ単語があった。"Proof"である。「オールドグランダッド114」は、114Proofとのこと。「強すぎるかな」と言ってるので恐らくアルコール度数を表しているのだろう。気になったので調べてみました。


酒マニアであれば誰でも知っていることなのだと思うが、私にとって「Proof」は全くの初耳。
日本ではアルコール度数を表すのに容量パーセントを使っています。温度が摂氏15度のとき、その中に含まれるエチルアルコールの容量をパーセントで表した値。
一方、イギリスや米国では「Proof」が使われています。正確に言うと、1980年以降はイギリスでも容量パーセントが使われていますが、Proofという表記も残しているブランドが多いようです。


イギリスのProofは、175Proofが容量パーセントの100%にあたります。1.75で割ると%に換算できるので、上記114Proofは約65%ということになります。確かに強すぎる。

米国のProofは、200Proofが容量パーセントの100%にあたります。なので、2で割ると%に換算できます。


"Proof"がアルコール度数を表す単位で、イギリス式と米国式の2種類あり、その換算方法も分かりました。でも、ここで一つ疑問が.....。「エチルアルコールの容量をパーセントで表した値」を使う方が自然だと思うのだが、なぜ「Proof」を使うようになったのだろうか?特にイギリスのProofは何を基準にしているのかよく分からない。


アルコール度数を計る計器がまだ無かった時代に、火薬にお酒を少量垂らして引火し、よく燃えたら良質(度数の高い)のお酒と判断していたことがあった。このテストは「Proof(証明)」と呼ばれ、後に度数を表す単位となった。
.....という話は多くのサイトで書かれていました。しかし、これでは疑問の答えになっていない。


いろいろ調べた結果、ココ↓に答えのヒントが載っていました。
Ballantine's web site『稲富博士のSCOTCH NOTE』
第31章 プルーフ(Proof)


詳しくは上記リンク先を読んで戴くとして.....
純粋なエチルアルコールを得ることもできず、アルコールの正体も特性もはっきりとは分からなかった時代。計器の精度も低く、現在のように容易にアルコール度数を計測することはできませんでした。1800年代初頭、イギリス政府は酒税の徴収額を決める指標となるアルコール度数を容易に且つできるだけ正確に計る機器を必要としていました。そこで登場したのがサイクスのハイドロメーター(比重計)。それまでも比重計は存在したが、サイクスの比重計は換算表を用いることで温度による補正を容易に行うことができたのである。

PROMASH web site 「Sikes Hydrometer


1818年にサイクスのハイドロメーターは正式採用された。そして、Proofの基準は「華氏51度(摂氏10.56度)で蒸溜水の13分の12の重さを持つアルコール溶液が100Proof」と決められた。


イギリスの100Proofは、容量パーセントの57.14%にあたるのだが、100Proof=57.14%となる計算根拠が分かりません。基準となる温度も違うので、それも考慮する必要があるのかな。「水の13分の12の重さ」のアルコール溶液が57.14%となる式が分かる方がいましたら教えてください。一応理系出身なんだけど物理とか化学には滅法弱いので。


なるほど、経緯は分かった。でも、基準の理由が今ひとつはっきりしないなぁ。容量パーセントで言うところの57度が当時販売されていた蒸留酒の平均値だったのだろうか。


ところで、「酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達」の「第30条の5 引取りに係る酒類についての酒税の納付等」の第2項によると次のように書かれている。
『英プルーフ(British,London of Imperial Proof)は、温度か氏60度(せっ氏15.6度)におけるアルコール分57.1度からアルコール分 100度までを75等分したものを1オーバープルーフ(Over Proof (以下「O.P」という。))と表わし、アルコール分57.1度からアルコール分0度までを100等分したものを1アンダープルーフ(Under Proof(以下「U.P」という。))としている。』


昨日、会社帰りに酒販店に寄って、ウィスキーなどのラベルを見たのだが、Over/Underで表記されているものを発見することができなかった。上述の「オールドグランダッド114」のようにそのままProofの値が書かれているものばかり。


ちなみに米国のProof基準は、華氏60度(摂氏15.5度)の純水をゼロProof、純エチルアルコールを200Proofとしたもの。純エチルアルコールを基準に使っているということは、イギリスよりも比較的近年に定められたのではないか。それにしても、上限を100にした方が分かりやすいと思うのだが、何故200なのか?米国のWikipediaを見ても「the proof number is twice the percentage of the alcohol content measured by volume at a temperature of 60F.」としか書いてありませんでした。なんで2倍したいの?課税率のレベルが細かいのかな?


なんかスッキリしないけど、まぁいっか。いつか気が向いたら、さらに掘り下げて調べたいと思います。

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コメント

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ちなみに、「オールドグランダッド114」はアメリカのお酒
(バーボン)なので200proofが100%、つまりアルコールは
57度です。それでもやっぱり、強いよねぇ。

投稿: ひぐち | 2006/06/21 22:30

オーマイガッ!アメリカンデスカ。コレハシツレイシタアルヨ。

投稿: たーさん | 2006/06/21 22:55

これでいいのだ。

投稿: アオウ | 2006/06/26 01:44

アルコール溶液が57.14%を導く計算式の説明を簡単にできると思ったら、はまった。(37%になってしまった。)

アルコールと水が混和すると、もとの溶液の体積よりも減ってしまうことを忘れていた。(1㍑のアルコールと、1㍑の水を混ぜても2㍑にならず、もっと体積が小さくなると記憶している。)

混和時の体積変化率をネットで探してみたが、アルコール25%以下の近似式は見つけたが、それ以上は見つけられなかったので断念。
(悔し紛れに逆算すると、57。14%のときの体積変化率は0.955程度となります。)

投稿: アオウ | 2006/06/26 01:58

計算してくれたのか。ありがとうなのだ。

上記バランタインのコラムに載っている図を見ると、57.14%のときの体積変化率は0.965くらいみたいです。

投稿: たーさん | 2006/06/26 22:15

0.965か。
大体、いいセンいっているな。
今度、アルコールの比重をもって正確な値で計算してみます。

投稿: アオウ | 2006/07/01 12:04

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友人のたーさんが、私の日記を見て、Proofについて詳しく調べてくれた。 お礼の [続きを読む]

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