牡蠣(カキ)について
昨日たまたまビストロスマップを見ていたら、宮沢りえの要望で食材に牡蠣が使われていました。一般的に5月から8月は真牡蠣(マガキ)は食用に適さないとされ、夏場は岩牡蠣(イワガキ)を食べますが、番組では厚岸産のマガキが使われていました。
気になったので調べたところ、北海道の厚岸(あっけし)では産卵時期を調整することにより、一年を通じていつでもマガキを出荷可能とのこと。なるほどなるほど。勉強になりました。とは言うものの、やはり一番美味しい時期は冬のようです。
ところで、よく「英語でRのつかない月はカキを食べるな」と言われますが、これって本当?
たしかに英語でRの付かない月、May、June、July、Augustの5月から8月は、カキの産卵期にあたり、産卵後のカキは身がやせて美味しくないだけでなく、この時期は食中毒になりやすいという理由により、普通のマガキは食べない方がいいようです。(特に生食では)
疑問に感じるのは「英語で」の部分。
オレの偏見なのだが、英語圏のイギリス人やアメリカ人はさほど食にこだわりがないように思えます。その人たちがカキに関することわざ(?)を残すとは考え難い。
もともとフランスあたりを起源とする言い伝えなのではないか。
1月 janvier
2月 février
3月 mars
4月 avril
5月 mai
6月 juin
7月 juillet
8月 août
9月 septembre
10月 octobre
11月 novembre
12月 décembre
フランス語でも5月から8月は「R」がつきません。
なので正確に言うと「フランス語でR(エール)の付かない月にはカキを食べるな」が正しいのではないかとオレは思います。
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