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2018/02/21

絶対王者羽生結弦が伝説になった日

2018年2月17日、
平昌オリンピック・フィギュアスケート男子、
羽生結弦が金メダルで二連覇!!

1948年サンモリッツ、52年オスロ大会を連覇したディック・バトン(USA)以来66年ぶりの快挙。


絶対王者と呼ばれた男がフィギュアスケートのレジェンドになった。


昨年11月9日、NHK杯公式練習において4回転ルッツで転倒し負傷。右足関節外側靱帯損傷と診断された。その後、腱と骨にも炎症があることがわかり、約二か月間氷上でのジャンプ練習ができなかった。

本格的な練習を再開してからわずか一か月程で迎えたオリンピック。復帰戦となった2月16日のショートプログラムでは自己ベストに迫るほぼ完ぺきな演技を魅せて1位。111.68点、2位ハビエル・エルナンデスとは4.10点差、3位宇野昌磨とは7.51点差。

2月17日フリースケーティング、4回転はサルコウとトウループの2種類に絞り、それぞれ2回跳ぶ構成。そのためトリプルアクセルは1回しか跳ぶことができない(※1)。完璧に近い演技をしないと高得点は望めないプログラムだが、それを実現して優勝できる自信があったのだと思う。

ネイサン・チェンのSPがもっと高得点だったら、4回転ループを入れて、トリプルアクセルを2回跳ぶ構成にしたかもしれない。

フリーの演技後半最初のジャンプ4S+3Tまでは完璧。次の4Tは着氷が乱れてコンビネーションにできずREPEAT(基礎点70%)。次のジャンプは、3A+2Tの予定を3A+1Lo+3Sに変更してリカバー。最後の3Lzはバランスを崩して転倒かと思われたが、負傷した右足でなんとかこらえた。

最小限のミスに留め、演技が終わった瞬間、羽生結弦は勝利を確信した。
フリーの得点は206.17点で、TOTAL317.85点。


翌18日の会見で、右足首はまだ治りきっておらず、痛み止めを飲んで試合に臨んだことが明らかにされました。

フィギュアスケートでは、ジャンプの着氷時に体重の5~8倍の衝撃が掛かると言われています。足腰への負担は大きく、他のスポーツと比べて選手寿命は短い。4回転時代が始まってからその負担は激増し、コンディションを保つのは容易ではありません。

男子フィギュアで、オリンピック連覇という偉業を成し遂げる選手は、今後現れないかもしれません。


※1
3回転以上のジャンプを2回跳ぶことが出来るのは2種類まで。

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