フィギュアスケート

2018/09/23

紀平梨花が3A+3T, 3Aに成功し優勝@2018オンドレイネペラトロフィー

2018年9月22日、スロバキアで開催されたオンドレイネペラトロフィー女子フリースケーティングにて、トリプルアクセル+トリプルトウループ、トリプルアクセルに成功し優勝。


FS147.37点+SP70.79点=TOTAL218.16点


ショートプログラムでも3Aに挑戦しましたが、惜しくも転倒。ただし3回転半回っていると判定され、基礎点8.00からのGOEマイナス5評価で-4.00点、結果4.00点となっています。

SPでのトリプルアクセルはリスクが高いと言われますが、回転不足がなければ、転倒しても4点もらえるので、ダブルアクセルのGOEプラス2評価(3.30+0.66=3.96点)とほぼ同じ点数になります。


三つのジャンプの内、一つはアクセルジャンプを跳ばなければならないショートプログラムにおいて、トリプルアクセルを跳べるのは大きな強みです。


練習でも綺麗に決めていましたし、今シーズンの紀平梨花はトリプルアクセルにかなりの自信を持っているのだと思います。また、ジャンプだけでなく、スピン、ステップでも高い評価を得ています。


ショートは3Aが成功すれば77~78点程度まで伸びるだろうし、フリーで150点オーバーも狙えます。


まだシーズン始まったばかりですが、グランプリシリーズ優勝、全日本選手権優勝を期待しています。

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2018/08/21

新たなジャンプ記号「Eu」オイラーについて@フィギュアスケート

2018年ISUルール改正により、新しいジャンプ記号「Eu」(Euler/オイラー)が採用されることになりました。


これまでハーフループとかシングルループと呼ばれてきた、コンビネーションの繋ぎに使われるジャンプは、2018-2019シーズンより公式には「オイラー」と呼ばれ、ジャンプ記号は「1Eu」という表記になります。ちなみに、2Eu以上はありません。


例)
3F+1Lo+3S → 3F+1Eu+3S


ざっと調べたところ、欧米では「Half Loop」の別称で「Euler」が使われることがあるみたいです。日本では知識としてそのことを知っている人はいても、「オイラー」と呼ぶ人はこれまでいなかったのではないかと思われます。


気になるのはテレビの解説でも「オイラー」と呼ぶのか否か?
昨シーズンまで「トリプルフリップ、シングルループ、トリプルサルコウ」と言っていたコンビネーションジャンプは、今シーズンからは「トリプルフリップ、シングルオイラー、トリプルサルコウ」と言うのだろうか?

初めて聞く人は「オイラーって何?」ってなるよね。

他のルール改正と合わせて、番組冒頭で説明するのかな?


<追伸>
ISUジュニアグランプリ公式YouTubeの解説をしているカナダのTedBartonさんは、開幕戦では単に「オイラー」と呼んでいました。

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2018/08/13

吉田陽菜12歳がトリプルアクセルに成功@げんさんサマーカップ2018

2018年8月12日、げんさんサマーカップ2018フィギュアスケート競技会Jr7級女子フリースケーティングにおいて、吉田陽菜選手(12歳/名東FSC)がトリプルアクセルに成功。


吉田陽菜(よしだはな)選手は2017年全日本ノービス優勝、全日本ジュニア8位と次世代のエースです。


先日アメリカの12歳アリサ・リウ選手が国際大会で成功したばかりですが、日本も負けていませんね。


2018年のルール改正でトリプルアクセルの基礎点が引き下げられた(8.5→8.0)ため、女子では新たに挑戦する選手がいなくなるかもと危惧していたのですが、杞憂となりそうです。

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2018/08/03

アメリカの12歳アリサ・リウがトリプルアクセル成功@アジアフィギュア杯

2018年8月2日、アジアフィギュア杯アドバンスド・ノービス女子フリースケーティングにおいて、アメリカのアリサ・リウ選手(Alysa Liu/12歳)がトリプルアクセルに成功。女子9人目で史上最年少。


演技冒頭のコンビネーションジャンプで3A+2Tをクリーンに決め、次のジャンプでも3Aに挑みましたがわずかに回転が足りずに転倒。ショート、フリー共に1位で、2位に10点の差を付けて優勝しました。


アジアフィギュア杯(Asian Open Figure Skating Trophy)は、2018年より国際スケート連盟によるISUチャレンジャーシリーズに組み込まれています。

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2018/03/26

STARS ON ICE 2018 のスケジュールおかしいよ →フィギュアスケート選手を酷使

今年はフィギュアスケート国別対抗戦がないので良い年だなぁと思っていたら、同じような時期にアイスショーを開催するんだね。酷い話だ。


木下グループpresents THE LEGENDS ~Medal Winners Gala
2018年3月30日 東和薬品RACTABドーム(大阪府)

木下グループpresents STARS ON ICE JAPAN TOUR
2018年3月31日~4月1日 東和薬品RACTABドーム(大阪府)
2018年4月6日~8日 横浜アリーナ(神奈川県)


2月に平昌オリンピックを戦い、ミラノで行われた世界選手権に出場した選手が一週間後に日本のアイスショーに出るってどうなのよ。このスケジュールおかしいでしょ。

アリーナ・ザギトワ
ケイトリン・オズモンド
ネイサン・チェン
宮原知子
宇野昌磨
田中刑事
村元哉中&クリス・リード

これらの選手抜きでやってくれないか。相当疲労が蓄積していると思うし、程度は別にして負傷している選手もいるだろうし。前にも書いたけど、世界選手権が終わったら、少し休ませてあげようよ。


選手にとっては、収入になるし、喜ばしいことなの?応援してくれている日本のファンに感謝したいという気持ちもあるのだろうけど、この時期じゃなくてもいいだろうに。


諸悪の根源は木下グループなのか、それとも日本スケート連盟か。

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2018/03/11

アレクサンドラ・トゥルソワが4回転サルコウと4回転トウループに成功@2018年世界ジュニア選手権

今シーズン、ジュニアグランプリ初戦から4回転サルコウに挑戦していたアレクサンドラ・トゥルソワ(13歳/ロシア)、2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権でついに成功!


さらに女子初となる4回転トウループにも成功!!


昨年8月26日の記事で、「今シーズン中にクリーンな4回転サルコウを見られるかもしれません」と書きましたが、シーズンの最後にやってくれました。しかも4回転トウループまで跳ぶとは驚愕です。


2018年1月25日のロシアジュニア選手権では、フリースケーティングに4Tを入れておらず、ジュニアグランプリと同じプログラムでした。世界ジュニアでは4Tを入れることで、コンビネーションの一つを3F+1Lo+3Sにしています。6週間程度で、4回転ジャンプを2本入れるプログラムに仕上げたということだろうか。


4Sだけでも十分優勝できるのに、これまで試合で跳んだことのない4Tまでプログラムに入れて来るとは.....。普通のコーチだったら、4Tは来期に入れましょうという話になりそうだけど。


ちなみに今年の世界ジュニア選手権男子で、2種類2本の4回転を跳んだ選手は一人だけです。


フリースケーティングの得点は 153.49点!!
昨年の世界ジュニアでザギトワが出した138.02点を大幅に更新してジュニア女子最高記録。TOTAL225.52点もジュニア女子最高記録。


フリースケーティングのTESはなんと 92.35点!!
平昌オリンピックで金メダルのザギトワが出した81.62点を10点以上オーバーしています。


<追伸>
2月下旬に行われたロシア国内大会「Russian Cup final」で、4Sと4Tを跳んでいました。このとき4Sは認められていますが、4Tは回転不足判定でした。

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2018/03/03

ザギトワの金メダルは欧州選手権のPCS爆上げが要因の一つ

アリーナ・ザギトワが優勝した平昌オリンピック。


1位と2位は接戦でメドベージェワとザギトワのどちらが金メダルでもおかしくない演技に見えました。しかしながら、スコアを見るとザギトワのPCS(演技構成点)が高過ぎるように感じます。


フリースケーティングのPCS
メドベージェワ : 77.47点
ザギトワ : 75.03点


ザギトワのPCSってこんなに高かったっけ?
過去にさかのぼって調べてみました。

Zagitovapcs1718a


12月9日のグランプリファイナルでは70.42点で、1月20日のヨーロッパ選手権では75.30点。わずか1か月で5点近く上昇。5項目の内訳を見ても、0.53点~0.68点も上がっています。


2017年3月のジュニア世界選手権から9月のロンバルディアトロフィーまでの6か月間で上昇した値と、グランプリファイナルから欧州選手権の1か月間で上昇した値がほぼ同じ。


フリーは昨シーズンと同じプログラムで、GOEやPCSを上げる練習を重ねて来たのでしょう。急成長している選手だし、練習期間が点数の上昇に比例するとまでは言わないが、一か月間でこの点数は異常な数値に思えます。


欧州選手権のPCS詳細を見てみます。

Eurochamp2017pcsaz


1番ジャッジ、2番ジャッジはクレイジーで、最低点を付けてる4番ジャッジが適切な点数のように感じます。総じて高い点数を付けているが、試合前に談合でもしているのだろうか?


この欧州選手権のPCSに引きずられるように、オリンピックでも高い点数になりました。


5項目の点数はオリンピックの男子で言うと、宇野昌磨と同程度です。宇野昌磨と同じレベルという評価は非常に違和感があります。


今のペースで点数が上がって行くと、来シーズン中にPCS5項目全て満点になるでしょう。


ザギトワの後半集中型ジャンプが問題視されており、ルール改正に向かうのではないかという報道もありますが、そんなことよりPCSの採点が適切に行われるよう改善してもらいたい。

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2018/02/25

ザギトワの演技構成(ジャンプ構成)批判について

平昌オリンピックで金メダルを獲ったことであらためて批判を浴びているアリーナ・ザギトワの演技(ジャンプ)構成。


ジュニアグランプリデビューとなった2016年8月のフランス大会以来、ショートプログラム、フリースケーティング共に演技後半に全てのジャンプを跳ぶという構成にしています。そんな演技構成できる選手がいるのかと衝撃を受けたことを今でも覚えています。ジュニアグランプリファイナルで優勝した頃から演技構成に対する批判が目立つようになりました。


ザギトワがジャンプだけに秀でた選手だったら、私も批判していたかもしれません。以前の記事にも書きましたが、ジュニア時代からスピンもステップも非常に上手く、要素の繋ぎも工夫されているので、ジャンプのない前半もジャンプの多い後半も魅力的な演技でした。これはシニアになっても同じ印象です。


否定派はショートもフリーも演技後半集中型のジャンプ構成はダメだと言う意見なのでしょうか?それともフリーだけに限ったことなのかな?


フリーだけダメという意見は、ショートの半分1分20秒は問題ないけど、フリーの半分2分間ではバランス悪いということ?1分と何秒までならば許容できる範囲なのか教えて欲しい。


アイスショーで2分間ジャンプを全く跳ばない演技をすることあるよね。それも否定するの?


また、今季のザギトワは後半にジャンプを3本跳んで、スピンを一つ入れて、ジャンプを4本跳ぶという構成です。ジャンプを5本続けて跳ぶ選手もいるけど、それは良くてこれはダメなの?


そもそも、もしザギトワの演技構成に否定的なジャッジがいたら、PCSのCompositionで極端に低い点数を付けるべきだと思うけど、ジュニア時代からこれまでそのようなジャッジは一人もいません。

.....いや一人だけいました。2017年12月グランプリファイナルの8番ジャッジ、イタリアのPaolo PIZZOCARI氏。ただし、この人はジュニアグランプリファイナルでもジャッジを務めているのですが、全てのジャンプを後半に跳ぶアリョーナ・コストルナヤとダリア・パネンコワには普通に採点しています。ジュニアは良くて、シニアはダメという考えなのか。それもおかしな話。


関係者の話として、ISUの総会でルール改正を提案するというニュース記事を見たが、本当だろうか?ほぼ全てのジャッジが正当な評価をしているのに、ルール改正とかありえないでしょ。

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2018/02/21

絶対王者羽生結弦が伝説になった日

2018年2月17日、
平昌オリンピック・フィギュアスケート男子、
羽生結弦が金メダルで二連覇!!

1948年サンモリッツ、52年オスロ大会を連覇したディック・バトン(USA)以来66年ぶりの快挙。


絶対王者と呼ばれた男がフィギュアスケートのレジェンドになった。


昨年11月9日、NHK杯公式練習において4回転ルッツで転倒し負傷。右足関節外側靱帯損傷と診断された。その後、腱と骨にも炎症があることがわかり、約二か月間氷上でのジャンプ練習ができなかった。

本格的な練習を再開してからわずか一か月程で迎えたオリンピック。復帰戦となった2月16日のショートプログラムでは自己ベストに迫るほぼ完ぺきな演技を魅せて1位。111.68点、2位ハビエル・エルナンデスとは4.10点差、3位宇野昌磨とは7.51点差。

2月17日フリースケーティング、4回転はサルコウとトウループの2種類に絞り、それぞれ2回跳ぶ構成。そのためトリプルアクセルは1回しか跳ぶことができない(※1)。完璧に近い演技をしないと高得点は望めないプログラムだが、それを実現して優勝できる自信があったのだと思う。

ネイサン・チェンのSPがもっと高得点だったら、4回転ループを入れて、トリプルアクセルを2回跳ぶ構成にしたかもしれない。

フリーの演技後半最初のジャンプ4S+3Tまでは完璧。次の4Tは着氷が乱れてコンビネーションにできずREPEAT(基礎点70%)。次のジャンプは、3A+2Tの予定を3A+1Lo+3Sに変更してリカバー。最後の3Lzはバランスを崩して転倒かと思われたが、負傷した右足でなんとかこらえた。

最小限のミスに留め、演技が終わった瞬間、羽生結弦は勝利を確信した。
フリーの得点は206.17点で、TOTAL317.85点。


翌18日の会見で、右足首はまだ治りきっておらず、痛み止めを飲んで試合に臨んだことが明らかにされました。

フィギュアスケートでは、ジャンプの着氷時に体重の5~8倍の衝撃が掛かると言われています。足腰への負担は大きく、他のスポーツと比べて選手寿命は短い。4回転時代が始まってからその負担は激増し、コンディションを保つのは容易ではありません。

男子フィギュアで、オリンピック連覇という偉業を成し遂げる選手は、今後現れないかもしれません。


※1
3回転以上のジャンプを2回跳ぶことが出来るのは2種類まで。

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2018/01/27

竹内すいが3A+3Tに成功@全国高校フィギュア

2018年1月26日、第67回全国高等学校スケート競技選手権大会フィギュア競技、女子フリースケーティングにて、竹内すい(16歳/大同大学大同高校)がトリプルアクセル+トリプルトウループのコンビネーションジャンプに成功。SP/FS共に1位で優勝しました。


今シーズンの国内大会でトリプルアクセルに挑戦しており、これまでは回転不足でしたが、ついに成功しましたね。もともと3Tを付ける練習をしていたので、成功した勢いでコンビネーションにしたそうです。


トリプルアクセルに挑戦する選手が増えており、日本の女子フィギュアが益々楽しみです。

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